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「骨肉の争い」という言葉を耳にしたことがある人は少なくないことでしょう。
亡くなった人の遺産を取り合って、親族同士が争うことを言いますが、実際にそのような争いがあるのでしょうか?また、解決法はあるのでしょうか?
・遺産相続の争いに多いのは
一般的に「骨肉の争い」と聞いても、自分の家は争うほどの遺産もないだろうし、無関係だろうと思ってはいませんか?
ただ、遺産相続の揉め事は、意外と中流家庭でも多く勃発しているのです。普段は仲の良い家族でも、いざ遺産を分割しようということになると、兄弟姉妹が譲り合えずに不仲になってしまうというのもよくある話のようです。
兄弟や姉妹がそれぞれ結婚していれば、それぞれの配偶者である「他人」が意見を出してくる場合もあり、更にこじれやすくなります。
たとえば、親の残した財産が現金ではなく家屋だけだった場合、兄弟姉妹で遺産分割をする際に揉め事に発展しやすいと言います。
子供達全員が家屋を相続したいと言って譲らない場合に、解決しにくいというわけです。
・遺産相続がスムーズに進まないと…
相続人である兄弟姉妹などで遺産分割について揉めてしまい、話がスムーズに進まないと、遺産分割がなかなかできずに、時間ばかりがかかってしまいます。
骨肉の争い、相続の争いが長引けば長引くほど、当人達は疲弊しますし、精神的にもストレスをためやすくなってしまいます。
また、配偶者控除をはじめとした相続税の控除を受けるためには、相続の開始から10カ月以内に遺産分割協議書とともに相続税を申告をする必要があります。
話し合いが長引いてしまうと、これらの控除も受けられなくなってしまいます。
他にも、せっかく相続した財産をいつまでたっても活用できないというデメリットもあります。
・骨肉の争いを防ぐために
まさかと思っていても、自分たちが骨肉の争いを繰り広げないという保証はありません。
このような争いを避けるためにも、親が生きているうちに、普段から話し合いや準備を進めておきましょう。
万一の時に備えて財産をどのように分けるかの話し合いをしておいたり、文書に書き記しておいたり、また、親子や兄弟でどのような希望があるかを聞いておいたりすることが大切です。
できればこのような話し合いは、専門家も交えて行う方が間違いがありません。
せっかく仲の良かった兄弟や親戚同士が、遺産相続の揉め事をきっかけに憎み合ったり疎遠になったりするのは悲しいことですし、故人もそれを望んではいません。
万一の時には、弁護士などの専門家に相談してみましょう。