民事信託活用支援機構とは

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民事信託活用支援機構という名前を聞いたことがあるでしょうか。

2015年に、一般社団法人民事信託活用支援機構が日本でも設立されました。

この機構ができた背景には、日本社会で進む高齢化の波が大きな要因としてあります。

それにともない、事業継承や資産の相続といった信託が喫緊の課題として浮上しています。

欧米では、信託に際しては信託銀行や商事信託が発達しており、家族信託についても民事信託として各専門家と連携して進められています。

しかし日本では、まだまだ信託についてのリテラシーは発展途上でもあり、相続や事業継承をめぐって家族間でのトラブルや揉め事が多く生じています。

こうした状況を鑑み、家族信託にかかわる各専門家、弁護士や司法書士、税理士や会計士などによるコンサルティングや支援、また、専門家間での信託についての知識提供や支援といったことを目的に、設立されました。

民事信託の健全化のために

家族の相続や事業継承などの民事信託はたいへん重要な課題であり、専門家間での連携が健全な資産管理や運用のために鍵を握っているといえます。

金銭のことは多岐に渡るため、さまざまな専門家からの助言や支援が不可欠となります。

家族内でのトラブル防止や、後々に問題を引き延ばさないためにも、受託者である家族への支援体制を整えることが大切です。

いわゆる白紙信託などによって不利益を被ったり、儲け話を装った信託に足元をすくわれたりしないためにも、信頼のおける機構からの支援を受けることは、受託者の資産を守ることにつながります。

主なサービス内容

民事信託活用支援機構のサービスには、大きく分けて3つあります。

ひとつは、信託にかかわる専門家への支援であり、各専門家へ向けた実務的な知識を伝えるワークショップや研修、また、情報提供や実務支援をおこなっています。

ふたつめが、受託者への支援です。

委託者である家族や、家族が経営する法人に対し、民事信託活用支援機構の会員である専門家たちが支援をしています。信託業務は多岐に渡るため、さまざまな専門家が在籍する機構へ相談することにより、ワンストップで適切な支援が得られるようになっています。

みっつめが、すでに活用している民事信託や民事信託を検討している方への診断サービスです。安心して信託できるところなのかどうか、信託の健全さを診断します。

まとめ

信託のニーズが高まる現代社会では、民事信託活用支援機構を知っておくと、いざというときに安心できます。こうした機構ができたことで、信託の健全化が進むことが期待されます。

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