生前から財産管理を備えることができる民事信託について。受託者には報酬が発生するのか

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財産を所有している者が高齢で、死後にその財産の管理をどうするか、または誰に財産の管理をお願いするかなど、高齢に伴いその後を考える方、またはその家族もいるかと思います。

もし、財産の管理について考えているのであれば、そのひとつの手段として「民事信託」という手段をおすすめします。

「民事信託の受託者を決める基準」

民事信託とは、財産管理や遺産承継を家族や信用できる人に任せることを言います。

遺産の所有者には権利があるため、高齢などで意思能力などの低下が起きる元気なうちに家族などに財産などの管理を任せることで、死後または、認知症や病気を患ってもスムーズに財産などを運用することが出来るのです。

また、その財産管理を任された人のことを「受託者」といいますが、受託者を決めるところで注意が必要なのです。

家族が受託者になるとしても、信用できる財産管理をしっかりできる人を受託者として選ぶのが良いでしょう。

資格などは特に必要ありませんので身近な家族が受託者になることができるのです。

家族が受託者になることで、報酬を発生させないことも可能ですので民事信託は財産管理を任せる良い手段となります。

弁護士などの専門家が受託者になることは基本的に出来ませんので注意しましょう。

「民事信託の受託者がやることとは」

民事信託の受託者が主にやることは、不動産に関する支払いや管理、信託事務の記録作成などになります。

不動産に関する支払いを行った際は領収書などを残すようにしましょう。

また、受託者は営利を目的とせず、あくまで資産を家族のために管理するものと考えた方が良いでしょう。

民事信託の手続きは、委託者と受託者が信託契約を交わすことにより開始されます。

契約を結んだら、「信託契約書」を作成し民事信託は成立します。

この信託契約書は民事信託にとって大切な書面になりますので正確に作成しましょう。

信託契約書の作成は専門家に依頼することが可能なので、作成の仕方など分からない方は、専門家に作成を依頼するのが良いです。

まとめ

民事信託は、基本的に家族間での契約になってくるので、家族内でしっかり話し合うことと、家族が民事信託について理解することが大切になってきます。

また受託者はこれからの遺産管理について重要な人物になりますので誰を受託者にするかも大切です。

また、民事信託で出来て、遺言では出来ないこととして、生前から財産の管理者を決められるということです。

生前から備えておくことで、相続トラブルを避けることができると考えられます。

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