相続税を収める人が増えた?3000万円に減額?

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平成27年から、相続税の大幅な改正が行われ始めました。

相続税の大増税時代に入ったという話も耳にしていますが、これまで相続税には関係のなかった人も、自分が相続をする際に税金がかかるということについての対策を立てなければいけないということです。

では具体的にどういった改正が行われたのか、詳しくお話ししましょう。

1.相続税の見直しが行われた背景は

なぜ相続税の改正が行われたのか?これには高齢化が大きく関係しています。

日本は世界の中でも高齢化が進んでおり、超高齢化社会に突入しているのです。

相続する側・させる側がどちらも高齢になっているため、高齢の配偶者や家族が安心して遺産を受け取れるように、早い段階で手続きが取れるようにかわってきています。

もちろん、国が財源の確保を目的としての増税ということもありますが、今後もこうした税の改革が行われる可能性は非常に高いため、今から自分たちの財産については早めの対策を取っていくことが重要です。

2.基礎控除額の変更

ここで基礎控除額についてもお話ししましょう。

相続税の基礎控除額は、改正前は5000万円+1000万円×法定相続人の数でした。

この場合にはかなり金額が大きくなるので、相続税がかかる人は少ないといわれていたのです。

ですが、改正後は3000万円+600万円×法定相続人の数になりました。これは、課税対象者が全国で約1.8倍になったというデータもありますから、私には関係ありません!とはいえない状況なのです。

3.増税額を具体例で計算すると

では、具体的に金額を計算してみましょう。

Aさんの父親が亡くなり、法定相続人が3人の場合、改正前であれば基礎控除額は8000万円なのに対して、改正後は4800万円となります。

これを、父親の遺産1億3000万円だったとして計算をしましょう。

ちなみに、配偶者には税額軽減の適用があるので、相続税はかかりません。

これは改正前と後どちらにも適用されています。ここでは配偶者以外の2人の法定相続人の相続税を計算しました。

相続財産から基礎控除額を引いて計算すると、改正前の相続税額は合計で287.5万円ですが、改正後はなんと567.5万円と、倍になっているのです。

基礎控除額が変更されたことで、これだけ収める税金の額も変わるということです。

4.まとめ

親が高齢でも元気だからと安心していてはいけません。

元気なうちだからこそ、大切な財産の相続についてはしっかりと準備しておかなければならないのです。

いざ相続をする段階になって慌てるのではなく、そうなる前に専門家に相談して対策を講じておきましょう。
(2020年現在)

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